關於AKB
概要
- コンセプトは「会いに行けるアイドル」。[1]秋葉原に専用劇場を持ち、そこで公演を行っている。これまでのアイドルとは違い、メディアを通した遠い存在だったアイドルを身近に感じる事が出来る。
- もう一つの特徴は、ほとんどのアイドルがデビュー前から厳しいレッスンを重ね、完璧な状態でデビューするのに対し、AKBはその成長していく過程 をファンに見てもらい、共に成長していくというアイドルプロジェクト。理由は、秋元が数々のスターが誕生していく瞬間を見て、ファンにも見て貰いたいと 思ったから。メンバーは、まったく歌やダンスの経験がなくても、1~2ヶ月という短いレッスンでデビューする。既に完成されている場合だと、毎日公演を行 うAKBようなグループの場合、すぐに飽きられてしまうが、AKBのメンバーは常に成長し、同じ演目であっても毎回違う公演を見せる事ができる。[2]
- 開始時のプロジェクト名は「秋葉原48(あきはばらフォーティエイト)」。現在のグループ名「AKB」の由来は、秋葉原の略称「アキバ」(AKiBa)から。
- AKB48では、グループが大人数であること、通常はそれぞれのチームに分かれて公演を行っていることなどから、シングルをリリースする際、また は写真集・雑誌のグラビア写真等には一部のメンバーが選抜され、レコーディング、CDジャケット、PV、プロモーション活動には選抜されたメンバーが起用 される。
- ステージ衣装の殆どは、秋元康が教授を務めている京都造形芸術大学の学生がデザインしている[3]。
- 現在の目標は、東京ドームでのコンサート開催。
AKB48運営
総合プロデューサー:秋元康
エグゼクティブプロデューサー:窪田康志
プロデューサー:牧野彰宏、阿比留一彦、藤田浩幸、磯野久美子
アシスタントプロデューサー:木島森、熊谷隆宏、持田雄平
チーフマネージャー:伊達明子
マネージャー:松本伸夫、芝智也、山本学、野本健、佐々木慎、鈴木裕次郎、工藤淳一、松原真也子、酒井晴子、中川ひさ子、橘内あゆみ、尼崎玲生
ゼネラルマネージャー(劇場支配人):戸賀崎智信
AKB48シアタースタッフ:石谷靖彦、吉田竜央、郡司善孝、村田有
広報:西山恭子
ヘア&メイク:小林真理子、加藤友香、円谷歩美、又吉美佐都、大場聡美、平野琴恵、佐久間愛
スタイリスト:茅野しのぶ
アシスタントスタイリスト:細野真弓、後藤美佳、浅野実希、木村彩佳、佐藤唯、村山誓一
AKB48劇場
- ドン・キホーテ秋葉 原店の8階にある専用シアター「AKB48劇場」をホームグラウンドとして活動している。また5階にはDVDやグッズを販売する「AKB48 SHOP」がある。2009年6月からは東京ドームシティアトラクションズジオポリスシアターGロッソをセカンドグラウンドとして、不定期で公演を行って いる。
- 公演は全てオリジナル曲で、2010年6月現在、300曲を超えるオリジナル曲[4]が発表されている。全ての作詞を、総合プロデューサーの秋元康が担当し、多数の作曲家により作曲されている。舞台監修と振り付けは、かつてモーニング娘を担当していた夏まゆみ。
オーディション
グループ加入(オーディション合格)順
※デビュー(初お披露・初舞台)だとメンバーによって異なる場合があるため、加入順で並べたもの。デビュー順で並べると、AKB13期生よりSKE5期生の方が早いなど、多少前後する場合もある。また情報が公開される事が少ないため、セレクションなども考慮しない。
- 2005年10月:AKB 1期生
- 2006年02月:AKB 2期生
- 2006年12月:AKB 3期生
- 2007年05月:AKB 4期生
- 2007年10月:AKB 5期生
- 2008年04月:AKB 6期生
- 2008年07月:SKE 1期生
- 2008年12月:AKB 7期生
- 2009年03月:SKE 2期生
- 2009年04月:AKB 8期生
- 2009年06月:SDN 1期生
- 2009年09月:AKB 9期生
- 2009年11月:SKE 3期生
- 2010年02月:SDN 2期生
- 2010年03月:AKB 10期生
- 2010年07月:AKB 11期生
- 2010年09月:SKE 4期生
- 2010年10月:NMB 1期生
- 2011年04月:SDN 3期生
- 2011年04月:AKB 12期生
- 2011年05月:NMB 2期生
- 2011年07月:HKT 1期生
- 2011年08月:乃木坂 1期生
- 2011年09月:AKB 13期生
- 2011年10月:SKE 5期生
- 2011年12月:NMB 3期生
かつて存在したチーム
- 一軍、二軍編成
(2005年12月~2006年3月)
一軍、二軍それぞれ24名。2006年1月24日から2月28日まで実際に第1回ファン投票が行われたが、翌3月に制度の見直しを発表。実際にはチーム分けは行われなかった。
- カラー分け
(2006年2月~3月)
デビューシングル『桜の花びらたち』発売記念イベントで編成された、色によるチーム分け。各チーム毎に全国のCDショップ等でインストアイベント、握手会、ミニライブを行った。本格的な活動はないが、メンバーをチームによって分けるという先駆けとなった。
- ばら組・ゆり組
(2006年11月)
- ひまわり組
(2007年7月~2008年4月)
所属事務所
結成当初はメンバー全員が自社に所属していたが、マネージメントや露出展開の強化を計るために、また、卒業後も芸能活動が出来るように、一部メン バーが他の芸能事務所へ移籍した。新たに研究生として加入したメンバーも、最初はAKS所属だが、他の事務所からのオファーがあった場合は移籍するように なっている。現在の運営方針では、全てのメンバーが芸能事務所に所属する予定。
最近は事務所サイドのパワーバランスが大きく、給料体系なども事務所によって異なるため、どの事務所に所属できるかは、AKBメンバーにとって非常に重要な問題になっている。
- 太田プロダクション
- 設立:1963年
- 従業員数:50名
- 主な所属タレント:笑福亭笑瓶、ダチョウ倶楽部、有吉弘行、野呂佳代(SDN48)ほか。
- 所属メンバー:前田敦子、大島優子、北原里英、指原莉乃。計4名。
- 解説:絶対的エース前田と、総選挙でそれを破った大島というAKBの両エースが所属する事務所。さらに次世代エースと呼ばれている北原、指原など4名が所属。少数ではあるが人気メンバーが揃っている。これまでユニットは無かったが、最近結成された「Not yet」に、前田以外のメンバーが(今のところ)3人が所属している。
お笑い芸人事務所という印象が強く、かつて前田などは太田プロ所属の事を他のメンバーからネタにされる事もあったが、前田によると「所属している部門は違う」。[5]いわゆるお笑い芸人は「バラエティ部」。AKBのメンバーなどは「エンターティメント部」に所属している。他にも「ドラマ部」などがある。
80年代は人気芸人が多数所属し「泣く子も黙る太田プロ」と呼ばれたが、独立が相次ぎ一時は力を失った事もあった。最近はまたお笑いブームもあり、さらに AKBなどアイドルも所属するなど、かつての力を取り戻しつつあると言われている。またAKBのブレイク以前は、薄給と言われていたメンバー給料面でも、 前田敦子はかなりの高給を太田プロから貰っていたとメンバーの親族が週刊誌に暴露している。所属芸人の有吉は、しばしばかなり高い給料を貰っていた事は 語っているし、劇団ひとりは、雨上がり決死隊の宮迫(前回の推定年収は1億円)より、給料を貰っている事が判明している。[6]AKBメンバーの給料に関してはしばしば話題になるが、あるサイトが算出したところ、前田が2000万で篠田と共にトップ。続いて大島は1800万程度としており、給料面でもトップクラスとされている。[7]ちなみに有吉によると、ギャラは昔からの慣習で現金で手渡し。また前田と大島に関して、自分には無い専用送迎車がある事なども語っている。[8]かつては「太田プロ」と笑われた事もあったが、現在では太田プロに所属するというのは、完全に「勝ち組」状態。そもそも、AKBの活躍を支えているのは秋元康で はなく、大手広告代理店「電通」のAKB担当部署と、「太田プロ」こそが舵取りの重要な役割を果たしているという。テレビ局関係者「今でこそ『AKBは秋 元が育て上げた』というイメージが定着していますが、実質AKBを牛耳っているのは電通と太田プロ。CMは全部電通案件だし、他の代理店は電通の許可なし にAKBを起用できません。また太田プロ・磯野勉社長の娘・磯野久美子氏は大手芸能プロでいの一番にAKBに目をつけました。同社に前田・大島ら人気メン バーがそろっているのもそのためですよ」。AKBが次々と新たな企画や戦略を展開していく裏では、こうしたバックアップがあったのだ。また、前出の関係者 は3者の関係をこう解説する。「グループ発足当時、秋元さんは『こんなの売れるわけないよ!』と周囲に漏らしたこともありました。結局現在に至るまで、大 きな仕事や方針などを決めるのは電通と太田プロで、AKBプロジェクトの中で秋元さんの力は1~2%程度しかない。言ってしまえば、彼もAKBメンバーの 一人みたいなものです」[9]
ブログはアメブロを使用。メンバーから送信されたのをスタッフがチェックして投稿するが、北原のを前田のブログに投稿したり、前田のを北原、指原のを前田 に投稿したりと、単純なミスが非常に多い。またメンバーがスタッフに「○時頃にアップお願いします」と頼んでいた文なども消さずに投稿してしまったり、同 じ内容のブログを2~3回投稿するなどのミスも多い。
- ホリプロ
- 設立:1960年
- 従業員数:254名
- 主な所属タレント:和田アキ子、大島麻衣(元AKB48)ほか多数。
- 所属メンバー:板野友美、河西智美、宮崎美穂、仁藤萌乃、石田晴香、佐藤すみれ。計6名。
- 解説:東証1部(9667)上場企業。超有名芸能事務所。6名が在籍。宮崎が移籍決まった際のメンバーからの「ホリプロに移籍し勝ったと思った?」という質問がすべてを表している。[10]しかし第3回総選挙では、板野をはじめ、全メンバーが順位を落としているなど、精彩を欠いている。
給料制でありあまりギャラは高くはないらしく、トップの和田アキ子ですら(昔発表されていた)長者番付には載っていなかった。本人も低い事は語っており、 「(所属事務所が)ホリプロじゃなかった、日テレくらいのビル10棟ぐらい(買える給料貰っている)」。だが浮き沈みの激しい芸能界においては、安定した 収入というのはある意味魅力の一つでもある。[6]
キャスティングは多いがバラエティ番組が多く、得意なメンバーもあまりいないのが、辛いところ。恋愛にも比較的寛容な事務所と言われているが、[11]AKB自体が恋愛禁止なので男性スキャンダルには注意が必要。事務所ユニットには「ナットウエンジェル」があるが、メジャーデビューはしていない。最近、板野友美がAKB48から初のソロデビューを果たした(実際にはもっと居るが、なぜかすべて無かった事にされている)。
- プロダクション尾木
- 設立:1978年
- 従業員数:26名
- 主な所属タレント:仲間由紀恵、平嶋夏海、浦野一美(SDN48)、横山ルリカ・河村唯(アイドリング!!!)など。
- 所属メンバー:小嶋陽菜、高橋みなみ、峯岸みなみ、多田愛佳、仲川遥香、菊地あやか、渡辺麻友、松原夏海、野中美郷、小森美果。計10名。
- 解説:最多メンバーが所属するというAKB最大勢力を誇る事務所。派生ユニット「ノースリーブス」、「渡り廊下走り隊」等を抱えている。反面、人数が多いため、事務所内でも序列があり、なかなか推してもらえないメンバーもいる。高橋みなみによると給料制。[12]
社長は尾木徹で、日本芸能界の最大派閥といえる音事協(日本音楽事業者協会)の会長を務めている人物。少女時代、KARAなどのK-POPとも非常に関係 が深く、両者はそれぞれSMエンターテインメント、DSPメディアと別の事務所所属だが、日本でのマネジメントに尾木プロが関わっており、番組出演のブッ キングなどを担当している。AKBメンバーに、卒業生の浦野を加えて「TeamOgi」というものもあり、「TeamOgi祭」というライブイベントも独 自に行っている。尾木プロの力を誇示するように、豪華ゲストが出演するのが特徴。尾木プロは、業界の実力者とのパイプも太く、同イベントにはフジテレビの バラエティー制作センター担当局長の港浩一も招かれていたとか。仲間由紀恵以降、人気タレントを育成できていなかった尾木プロだが、「AKB48とK- POP利権で再起した」とも言われている。[13]
- ワタナベエンターテイメント
- 設立:年
- 主な所属タレント:
- 所属メンバー:大家志津香、倉持明日香、高城亜樹、柏木由紀、佐藤夏希。計5名
- 解説:正確にはビスケットエンターティメントだが、公式サイトでもナベプロになっており、本人達も所属事務所を聞かれると「ナベプロ」と答えている。柏木、高城、倉持のユニット「フレンチ・キス」を持つ。AKBメンバーを含め、事務所所属のアイドルで「ワタナベガールズ」として活動する事もある。
ブログはスタッフに送り、チェック後にアップされるが、大家によると、夜の0時に「仕事終わりました。今帰ってきました」という内容を送ったら、それがブログにアップされたのは深夜3時だった。[14]また、送られてきたブログがある程度たまってからまとめて更新するらしく、ナベプロメンバーのブログは、更新時間がいつも近いのが特徴。
- office48(株式会社オフィスフォーティエイト)
- 設立:2004年
- 主な所属タレント:折井あゆみ(元AKB48)など。
- 所属メンバー:秋元才加、梅田彩佳、宮澤佐江、小林香菜、増田有華。計5名。
- 解説:所属メンバーは全員、2期生・旧チームK所属。AKB48発の本格的ユニットである「Chocolove from AKB48」を持っていたが、メンバーの脱退によりその後活動休止。2011年4月、小林を抜いた秋元・梅田・増田・宮澤の4人でユニット「DiVA」を結成。秋元によると、歩合ではなく給料制。[15]昔 は「1LDK6人暮らし」というブログを6人で共有して使用していたが、今は全員個人のブログとツイッターを運営中。他事務所同様、内容はまずスタッフに 送り、チェック(ネタバレ・スポンサーの関係・誹謗中傷などトラブルになりそうなものが含まれていないかなどのチェック)後、投稿されるが、スタッフがや はり間違って他のメンバーのブログに投稿。「メンバー本人が書いていないのでは?」と騒動になり、謝罪するトラブルも起きている。
- AKS
- サムデイ
- イトーカンパニーリセ
- Mousa
- フロスツゥー
- 所属メンバー:前田亜美。計1名。
- 解説:所属タレントは、モデルから子役まで幅広い。
- 長良プロダクション
- 主な所属タレント:中村玉緒、グッチ裕三、安岡力也、山川豊、氷川きよしなど(グループ会社含む)。
- 所属メンバー:岩佐美咲。計1名。
- 解説:演歌歌手が多数所属。岩佐の夢である演歌歌手の道へと進むため、プロダクション尾木から移籍となった。